【ICID】世界かんがい施設遺産 登録制度【ゆっくり解説】
昔の人って凄いな
世界かんがい施設遺産の紹介
国際かんがい排水委員会により選定される
選定の目的
選定の条件
世界に何個あるか
日本に何個あるか
選ばれた施設の一部紹介
地域活性化、理解醸成、施設の保全
めでたしめでたし
昔の人すごい。えぐい。
あつ森なら1秒で済む穴堀り→現実:大人2人で30分程度(1m3)
人員・労力・資金が必要
水は高いところから低いところに流れる
上流~下流まで、精密な測量が必要
「私財を投げうって」というエピソード多い。偉いな…
世界かんがい施設遺産(Heritage Irrigation Structures: HIS)とは
かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成と施設の適切な保全に資することを目的に
国際かんがい排水委員会(ICID)により創設された制度
建設から100年以上経過
歴史的・技術的価値のあるかんがい施設
日本 51の施設(2023年11月現在)
明治用水(愛知県)
満濃池(香川県)
狭山池(大阪府)
立梅堰(三重県)
淡山疎水(兵庫県)
通潤用水(熊本県)
など
2014年
かんがい施設遺産(Heritage Irigation Structures)
2019年
世界かんがい施設遺産(World Heritage Irigation Structures)
→英語を直訳すると「世界遺産のかんがい施設」
→世界遺産と間違われそうなので「世界かんがい施設遺産」とした。
国際かんがい排水委員会(ICID : International Commission on Irrigation and Drainage)が選定した
ICIDには78の国・地域が加盟している(本部はインドのニューデリー)
選定の目的:
・かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸造を図る
・かんがい施設の適切な保全に資する
選定条件:
・建設から100年以上経過したもの、
・かんがい農業の発展に貢献したもの、
・卓越した技術により建設されたもの、
等
歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録する
かんがい施設、激エモなんだが
全ての日本人見てくれ~~
でもこういう動画や本って、「見なきゃいけない」状況になると途端に面白くなくなるんだよな(授業で「満濃池について」レポートを書く必要があった学部1回生の頃は「すごいんだろうけどめんどくさい」というテンションだった。今なら熱意をもって書くことができる)
「この素晴らしいものを崇めましょう!」的な、正しさの押し付けっぽくて…
でも推していこう「このかんがい施設すごい!!だからもっと知ってほしい!!!」
YouTube初めてリクエストをいただけた
僥倖!!
●リクエストで、2014年に新設された『かんがい施設遺産』登録制度の解説もお願いします。、世界遺産と混同しやすくなるため、農水省では世界かんがい施設遺産としたことで、明治用水も2016年に登録されたようです。
参考資料
世界かんがい施設遺産:農林水産省 (maff.go.jp)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kaigai/ICID/his/his.html https://www.maff.go.jp/j/nousin/kaigai/ICID/his/attach/pdf/his-4.pdf
ICIDの概要:農林水産省 (maff.go.jp)
his-2.pdf (maff.go.jp)
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