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「女は股を開けば簡単に金が稼げていいよな」は真実か

更新日:2023年9月5日




警察の医者の待合室でのアルベルティーネ

売春婦を扱って物議を醸したデンマークの小説「アルベルティーネ」の作者クリスチャン・クローグ自身による挿絵


「女は股を開けば金が稼げていいよな」は本当か

私は大変な仕事だと思う

股を開く以外の仕事がしたい



(参考資料)


(原稿)

こんにちは、ゆっくり農業土木の投稿主です。

本日は、差別に関する話をします。

性別の違い、職業の違い、そういった違いから相手を攻撃しないようにしよう、という趣旨の動画です。


一般的な話をすると、女性は男性に比べて力が弱いです。

自分より弱い相手に対して、高圧的な態度を取る人間は存在します。

性風俗サービス業に従事する人は、そういった人間が客として来ると生身で対峙しないといけません。


リスク回避の方法として

- 客層の良い店を選ぶ

- 黒服とコミュニケーションを取る、自分の味方を増やす

というものが挙げられると思います。素人の想像にすぎませんが。


でも、被害があってからでは遅いんですよね。

目の前にいる人が、善良なお客さんなのか、世間に相手にされない鬱憤を晴らしに来たクソ野郎なのか、

風俗嬢にはわかりません。


性行為をして、お金を得るという職業は、昔から存在します。

古代世界では神の恩寵を性交を通して与える「神聖娼婦」として扱われることがありました。

また、世界各国の軍隊では、兵士の強姦事件や性病、機密漏洩防止のために売春婦を多数雇い入れる例があります。

一説には、娼婦は世界最古の職業、ということもできますね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A8%BC%E5%A9%A6


娼婦になった人は、どういった人なのでしょうか。

もしかしたら、何かしらの理由で配偶者を失って、未亡人となって、子供を育てるためにお金が必要になった人かもしれません。

もしかしたら、親が借金を抱えて、親に暴力を振るわれて、娼婦としての稼ぎを親に奪われている人かもしれません。

もしかしたら、親が学費を払ってくれなくて、それでも大学に行きたいから、自分で自分の学費および生活費を稼いでいる人かもしれません。

もしかしたら、一般の企業に応募したけど採用されず、「自分には風俗しかない」と決意して、自分の生活費を稼いでいる人かもしれません。

もしかしたら、ホストにはまって、1日数百万円を貢いで、姫として扱われることの気持ち良さを味わいたくて、出稼ぎに来ている人かもしれません。


その人がどういった理由で、「風俗で稼ぐ」と決めたのか、その人にしかわからないことです。

外野の人間が、その理由は正しいね。その理由はおかしいね。と判断するのは、おこがましいことではないでしょうか。


私は、「風俗で稼ぐ」ことのない人生を歩んできました。

パパ活とか、援助交際とか、そういったお小遣い稼ぎをせずに、普通のアルバイトをしてきました。

でも前の動画で述べたように、

親、きょうだい、友人、生活環境、何かが違っていたら、今とは全く別の人生を歩んでいただろう、と思います。


もし私に、「テストで点を取る」才能が無かったら、頭の良い高校に入学できませんでした。


私の出身中学はとても荒れていて、誰かが廊下の窓ガラスを割って全校集会、学年集会が開かれる、ということがしょっちゅう起こっていました。

私が中学2年生の時、クラスで「オタク趣味を持つ女子生徒をいじめる」ことが流行りました。

私はいじめのターゲットになりました。

担任の先生にすぐ相談したけど、まともに取り合ってもらえず、なあなあにされたことに深く傷つきました。


3年生になると、クラスが変わり、学校全体の雰囲気も良くなって、比較的まともに勉強できる環境になりました。

理由として、

- 高校入試に中学3年生の内申点が考慮される

- 他の中学校から、怖い先生が赴任してきた

ことが挙げられると思います。


笑っちゃいますよね。

私の勉強の邪魔をしてきた人たちは、そこそこ頭の良い高校に進学しました。

他人の「教育を受ける権利」を邪魔しておきながら、自分の権利は確保したかったんでしょうね。


私にお弁当のおかずを投げてきたサッカー部の男子生徒に、話しかけられたことを今でも覚えています。

「○○さん、俺ら3年間同じクラスやってんな。あんま話さんかったから気づかんかった笑」

確か、学年全員が受ける模擬試験で、私が成績上位者として名前が載った時のことです。


失望しました。

「この人は、私に何をしたか忘れたのだろうか」

「なんで、自分が傷つけた相手に、笑って話しかけられるのだろう」


やった側は自分のしたことをすぐに忘れて、やられた側はいつまでも覚えている

これは真実だと思います。


人の心を踏みにじった側は、自分がどれだけ相手を傷つけたか、覚えていないんです。

ずるいですよね。


私は、彼の名前も、顔も、されたことも、この先一生抱えていくと思います。

もう10年以上昔のことだけど、その時の光景は焼き付いて離れません。

友達とボカロについて話していて、ふと気が付くと、ちくわの磯部揚げが教室の床に落ちているんです。

意味が解りませんでした。

「自分の気に入らない人たちが、自分の気に入らない話題で盛り上がっている」

それが嫌なら、そう言えばいいのに。

そう言ってくれれば、もっと静かな声で話したり、図書館に行ったり、違う行動を取ったのに。

でも、そういう問題ではないのでしょうね。

「自分より弱い」と思える相手に対して、からかってみただけ、なんでしょうね。

筋力や体力の面で言えば、私は彼に負けていました。

「やめてくれ」と直接言う勇気はありませんでした。


こうした経験から、私は風俗で稼ぐのはリスクが高いよなあと思います。

自分はその方法をとらずに生きてきたし、これからその方法をとることは無いだろうと思います。

もし、本当は嫌だけど、仕方なく「風俗で稼ぐ」と決めた人がいるなら、

本当は別の仕事がしたいけど、その方法がわからない人がいるなら、

その人たちが救われてほしいと思います。


もしかしたら、私もその状況にいたかもしれませんから。


障害者を馬鹿にしたり、風俗嬢を馬鹿にしたり、そういう人っていますよね。

直接は言わないまでも、胸の内にとどめて置けず、匿名でネットに書き込んだり、仲間内で嘲笑の的にしたり…

私は、そういう人を軽蔑します。

「もしかしたら、自分もそうなっていたかもしれない、そうなるかもしれない」という視点が抜けています。


令和4年における交通事故の発生状況等について、警察庁によると

2610人が死亡し、26027人が重傷を負っています。

状態別死者数では、歩行中の死者が955人に上り、前年と比べて14人増加し過去最多だそうです。

道を歩いていて、車が歩道に突っ込んでくる可能性もゼロではありません。

でも、「交通事故に遭うかもしれないから一歩も外に出ない」なんて、現実的じゃないですよね。

https://www.npa.go.jp/news/release/2023/20230302jiko.html


確率は低いけど、起こってほしくないけど、「もしかしたら自分もそうなるかもしれない」

そういう考えを持つと、障害を抱えた方や風俗で稼ぐ方を馬鹿にする発想にはならないんじゃないかな、と思います。


自分より弱い相手を見下すことしかできないなら、それはとても悲しい人生ですね。


ほとんどの人は、そういった行動をとらないと思いますけど。

親の教育とか、友人との会話とか、何かしらのきっかけで

「差別は良くない」

「自分より弱い相手を見下すのは良くない」

と学んでいますから。


もしこの動画を見ている人で、他人を攻撃したくてしたくてたまらないっていう人がいるなら、

目の前のスマホやパソコンの電源を切って寝ましょう。

ゆっくり寝て、ご飯を食べて、お風呂に入って、それから考えましょう。


「嫌な事をわざわざ考えないようにしよう、忘れよう」って考える人もいますよね。

いじめを受けたことを、仲のいい何人かの友達に打ち明けた時、そういう言葉を貰いました。

私の気持ちに寄り添ってくれて、ありがとう。

でも、私は、私の痛みに耐えて、怒りを抱えて、それを原動力にして高校受験を乗り越えました。

本当はもっと別の、もっと楽な方法があったかもしれないけれど、私は私なりの方法で今まで生きてきました。


逃げたい時は、逃げたらいいと思います。

でも、逃げられない時、逃げられない状況は必ず来ると思います。

私にとって、それは中学2年生の教室でした。


職場、学校、どんな状況かはわかりませんが、どんな人でも

いつか「嫌だけど、嫌で嫌で仕方ないけれど、やるしかない」という場面は訪れると思います。

そういった場面で、立ち向かわなくてはいけない場面で、自分を奮い立たせるものを見つけられるといいなって思います。


怒り・悲しみ・屈辱・嫉妬

そういった負の感情は、エネルギーに変えることができると思います。

負の感情を飲み込んで、抱えて、エネルギーに変えて、困難な状況を乗り越える強さこそ、私は人間の強さだと思います。


あなたの人生に、支えがありますように。


ベストリガードバイ ゆっくり農業土木

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